写真撮影  7年9月1日 土曜日 14:17:24  山内正義氏培養
  平鉢 SUGOI-ne2号ゴールド栽培。
      常に「オシボリ湿度」で栽培。
      このオシボリの湿度にするためには、素焼鉢では大鉢は・・・・胴の部分にサランラップを巻くとよい。
      乾燥防止のため。
      1cm程度の鉢底面水浸けでも良い。


  SUGOI-ne2号ゴールドは絶妙な毛細管現象なので、セロジネのような根の細い着生ランは、
  本当に無造作にできる。絶対オシボリより乾燥させないこと。

 セロジネは春から9月までは、前年までのバックの葉で光合成を行い生きている。
 セロジネのバルブあたりの花の枚数は少ない。
 少ないから・・・遅くからリードを出してもどうにか間に合う。
 同じ場所に自生するCymbidiumは、6から10枚近く伸ばさなければならない。
 リードのスタートが遅れた場合はCymbidiumは花を咲かせることは出来ない。
 デンドロも同じ。
 セロジネは・・・・このリスクを避けて、子孫を残すことに非常に合理的な・・・・
 最小限の葉の枚数で生き続けることが出来る道を選んだ。
 けして・・・主役にはなれないが・・・あえて・・・・実を取ったランである。

 その代わり逆境にはしぶとい。

 これを作りやすい・・・と表現しているが。
写真撮影  7年8月25日 土曜日 16:57:16

 セロジネはSUGOI-ne2号ゴールドでは「ポリ鉢」が良いが、
 写真のように素焼鉢でもデンドロと同じように鉢底1cm水浸け栽培で非常に上手くゆく。

 生油粕1回。
 ペクチン潅水法による潅水。

 素晴らしい新芽が伸びて、やがて巨大なバルブを形成することになる。
 夜露で・・・・。
セロジネ、リカステ・・・この二つには共通点がある。
 新芽の出る時期を遅くして・・・・真夏に展葉して、9月、10月の
 温度較差の大きい時期に一気に光合成し、バルブに養分を蓄えるという性質である。
 同じヒマラヤの地生ランのカランテ(エビネ)などとは似ているが、
 この生育サイクルは根本から異なる。
 カランテは5月の早い時期から新芽を出し、秋の終わりごろまでかかって養分を蓄える。
 この場合、バックの葉と新葉の光合成のバトンタッチの時期に大きな違いが出てくる。
 セロジネのバックにおける光合成はデンドロに近い。
 したがって、SUGOI-ne2号ゴールドでは、前ページのデンドロ栽培と同じように技術で、
 セロジネは無造作に作れることになる。

  SUGOI-ne2号ゴールドによる
                セロジネ 栽培

                                            宇井清太
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